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ユネスコで働く職員より

 

予算局アソシエート・エキスパートとして」


(ユネスコ Bureau of the Budget 勤務  遠藤純子)

ユネスコといいますと、皆さんどのような仕事内容を思い浮かべるでしょうか。万人のための基礎教育普及を目指す、あるいは世界遺産や無形文化遺産の保護に携わるなど、プログラム・スペシャリストとしての仕事内容を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

アソシエート・エキスパートとしてユネスコパリ本部で勤務して2年半になりますが、私が携わっている仕事は、皆さんが思い浮かべるユネスコでの仕事とは少し違うかもしれません。現在、ユネスコの予算局、Central Analysis and Planning 課で勤務しています。インフレーション等のテクニカルな計算から始まり、ユネスコの2ヵ年予算計画を準備し編成していく一連の仕事、また、予算がどのように使われているか年間を通しモニターし、期末にはその決済をすること、ポスト・件費の管理、また通常外予算にかかるコスト配分の研究などが課の主な仕事内容です。ユネスコが様々なプログラムを実施していく上で、予算面からその舞台づくりの手伝いをすることで、間接的に国際協力に貢献している仕事に携わっていると考えるとわかりやすいかと思います。

 

 

上記の仕事に加え、ユネスコ総会、執行委員会で審議される予算関連の議題に関する書類の準備も予算局の大きな仕事にあげられます。2ヵ年事業計画は立案段階から実際の細かな事業内容の決定まで191カ国の加盟国からの承認を得て初めて実行することができるのですが、予算局は関連他局とともにその予算計画案を準備し、1年半かけて様々な事項を審議に通す仕事があります。また、次期予算計画だけでなく、当期予算についてもその使用状況を加盟国に報告しなければならないため、常に年先を考えながらも並行して現況分析を行うことが求められています。

 

駆け出しの職員としてひたすら奮闘している毎日ですが、ユネスコの優先課題を理解し、将来どういった方向性をもつことが加盟国より求められているのか、また、それに対しマネージメントがどのようなアプローチを取っていくのかが、予算局の日々の仕事や総会、執行委員会の準備、審議を通して垣間見ることができるのも醍醐味です。直接プログラムに携わる仕事ではありませんが、ユネスコの全体像が幸運にも見えやすい部署にいるため、組織の運営体制がが予算の編成過程を通して多少なりとも理解できることにもやりがいを感じています。

 
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