令和6年9月13日:ユネスコ・アーカイブ関連イベント「国際知的協力の百年:遺産から未来の取組へ」

令和6年9月13日
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写真3 © Sacha HERON / UNESCO
 9月13日、パリ(フランス)のユネスコ本部において、ユネスコ・アーカイブの保存の重要性を訴えるイベント「国際知的協力の百年:遺産から未来の取組へ(英題:Celebrating a Century of Intellectual Cooperation: from legacy to future action)」が開催され、当代表部から加納雄大大使が参加しました。
 ユネスコ・アーカイブは、ユネスコ及びその前身にあたる国際知的協力機関(IIIC)が国の垣根を超えた知的協力を通じて平和を探求することを目的として一世紀にわたって積み上げてきた様々な活動を記録した貴重な史料を多数保管していますが、施設の老朽化等による史料の保存状態の悪化が課題となっています。
 我が国は、2017年から2020年にかけて同アーカイブのデジタル化事業を支援しており、今般のイベントにおいて、同事業の成果等を紹介する展示「普遍的意識の形成へ:国際知的協力機関の百年(英題:Towards the Formation of a Universal Conscience: The International Institute of Intellectual Cooperation, 100 Years)」の開催を支援しました。イベントのメイン会場となるルーム1で行われた展示紹介では、加納大使が各国大使を含む多数の参加者を前にユネスコ・アーカイブの保存の重要性とそのための支援の必要性を呼びかけました。
 イベントでは、アーカイブの保存に詳しい専門家によるラウンドテーブルやフランスによる支援で修復されたフィルムの試写等が行われ、最後にユネスコ・アーカイブ保存に向けた支援等を呼びかけるサマリーが採択され閉幕しました。